リアルな解剖描写と美しい死体が話題になったホラー映画
2016年にアメリカで制作された身元不明女性を解剖するホラー映画『ジェーン・ドウの解剖』
すべてがなぞに包まれた女性の解剖を進めることでおぞましい事実が明かされる…。
前半はミステリーで後半がホラーという面白い構成の作品になっています。
あらすじ
とある一家が殺戮された家の地下で身元不明の女性の変死体がみつかる検視をすることになったトミーと息子のオースティンは死因を調べるため解剖を進めると驚くべき事実が明らかとなっていくそして、親子に恐怖が襲い掛かる。
鑑賞した人の感想
肯定派
・もう二度と見ない(笑)めちゃくちゃ怖かった~。徐々に謎が解けていく過程が最高だった
・画面直視できないほど怖かった。大満足(笑)
・前半は引き込まれるストーリーでおもしろく後半は怖くて最高!
否定派
・ジャンプスケアにビックリするだけで内容自体はそれほど怖くなかった
・なんかいろいろ中途半端だったのが残念。よくわからなかった
・前半が面白かっただけに後半の展開が納得いかない
感想
解剖を始めてから起こりだす演出に震えが止まらないホラー映画。
前半は身元不明である『ジェーン・ドゥ』に何が起こったのか。
彼女はどこの誰なのかということを解剖を進めながらなぞを解き明かすミステリーパートとなっています。
ホラー映画の死体といえば腐っていたり部分欠損があったりするのが一般的ですが、本作に登場する「ジェーン・ドゥ」はどこまでも美しい死体。
その美しさが不気味に感じるポイントにもなっていたりします。
「まだ生きているのでは?」と思える女性の身体にメスを入れていく様はグロが苦手な人は目を覆いたくなってしまうかもしれません。
解剖を進め「ジェーン・ドゥ」という女性について謎が解明されつつある後半パートでは前半のミステリーと打って変わり王道のホラー展開に切り替わります。
ジャンルとしては密室からの脱出系。
襲い来る何かから身を守りながら解剖室の脱出を目指します。
「ジェーン・ドゥ」とは誰なのか?
物語の結末がどうなるのか?
それが気になる方はぜひ作品をご鑑賞ください。
ちょっと残念なポイント
前半の謎解きのパートがしっかり作られているだけに後半からは一気に超展開に変わってしまいます。
前半部分に魅了された人には後半のホラーは少し退屈かも…。
逆に言うとホラーとして楽しみたい人にとっては前半のパートが茶番になってしまうのでそれに耐えられるかが作品を楽しめるかどうかの分岐点になってくると思います。