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【映画紹介】誘拐犯と死者からの電話どちらがこわい?『ブラック・フォン』

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傷つける気はないという「誘拐犯」と気を付けろという「死者」からの声あなたならどちらを信用する?

「ブラック・フォン」はジョー・ヒル原作の短編小説『黒電話』を映像化した作品です。

2022年公開で新しめの映画にはなりますがアメリカでは公開直後から動員数が多くかなりヒットした映画のようです。

この作品はホラーというよりはスリラー系ですので怖いのが苦手という人でも誰かと一緒であればギリギリみることができるレベルの作品だと思います。

 

本作は『ゲット・アウト』などの良作を手掛ける「ブラムハウス・プロダクションズ」が制作した映画となっていますので見ても損はない作品だと思います。

 

 

 

あらすじ

誘拐事件が多発するコロラド州に住んでいる少年が学校帰りに誘拐されてしまう。

少年が目覚めると鉄格子の窓と鍵のかけられた扉と電話線の切れた黒電話だけがある牢獄のような部屋に閉じ込められていた。

少年は気弱で何もできずにいるとならないはずの黒電話のベルが室内に響きわたる…

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シリアルキラーに誘拐された気弱な少年が、過去に犠牲になった少年たちからの助言を受けながら監禁されている部屋から脱出する物語です。

初めに触れたようにかなり怖さが抑えられている作品なので怖い表現が苦手な人でも気楽にみることができると思います。

 

「傷つけたりはしない。仲良くしたいだけだ」という誘拐犯とならないはずの電話から聞こえてくる死者の声。

疑心暗鬼になりながらも葛藤していく…。

気弱な少年が大人へと成長していく物語でもあります。

 

一番の見どころは「死者たちからの助言」の集約ですね。

誘拐犯によって過去に殺害された少年たちがかわるがわる主人公に『自分が死ぬまでに試したこと』を伝えてきます。

主人公は言われるがまま試しますが結局脱出できず…。

物語の終盤、親友の霊との会話により全ての情報があつまり主人公自身が最後のピースとなり脱出する。

そんな作品です。